黒蝶真珠に黒い色素が含まれている
わけではありません。
そこには、緑と赤と黄色の3色の色素が共存しており
この3つの色素の配合や濃度により
黒、緑、赤、黄色、グレーなどの色ができるのです。
黒蝶真珠は、他の真珠には見られない多彩な色味と形が
大きな魅力です。
赤、青、黄色系の3つの色素が混ざり合い
さらに光の反射、拡散などによって神秘的な色を醸し出します。
奥深い虹色を放つ黒蝶真珠の神秘な色は
エメラルドグリーンのラグーンから生まれます。
世界の黒蝶真珠の95%以上を出荷しているタヒチ。
タヒチでは、フレンチポリネシア政府によって、
厳しい品質規制が行われています。
真珠職人の黒蝶真珠は、全て品質基準の検査がなされ
許可を受けて認められたタヒチパールです。
クロチョウ貝という名前は、
貝を開くと羽を開いた優雅な蝶の形に似ていることからついています。
真珠職人が厳選する真珠には、すべてこだわりがあります。
決して、価格や品質のこだわりなく入手することはありません。
黒蝶真珠の場合、特に強いこだわりを持っているのは、光輝(てり)と色味です。
そのため、干渉色の弱い真珠や
ブラック・グレー系の特に単色に近い真珠は入手していません。
それは、最高の逸品を仕上げるための
職人の強いこだわりです。